「猫背の目線」
著:横尾忠則
横尾さんが書いているから意味がある、というようなものも多いような気はするが、ではそうでないなら、世の中の物事にはいったいどんな意味があるのかという気がしてくる。
かといっても、そこは横尾忠則。
以前、別の文庫本を読んだことがあったけれど、氏はそれを読む前までに抱いていた印象とは、まったくと言ってしまうたくなるほど別人だった。
売れっ子のグラフィックデザイナーが、それを放り捨てるように、画家宣言。果たして?
どちらかと言えばマイナスイメージでとらえていたが、むしろトンデモな人。
でも、そこが気に入ってしまったのだからしょうがない(笑)。
さてこの著作「猫背の目線」。
自身の姿勢から名づけられたタイトルだけど、その通りというか、健康についてのエッセイ集です。
肉体的に、精神的にとつづられる日常には、年を取ることへの独自の視線が。
この「猫背の目線」を読んだあとには、横尾忠則さんのツイート(ツイッター)がさらに、愛おしく、おいしくなるはず。
http://twitter.com/tadanoriyokoo
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